住宅ローンの種類

住宅ローンには、さまざまな種類がありますが、ＦＰ試験で出題されるものは、一般的な商品であるフラット35と財形住宅融資の特徴について抑えておきましょう。

フラット35

名前の由来は、水平という意味のフラット【flat】のとおり、金利が変わらない固定金利型で、融資期間が最長３５年というところからきています。

融資条件

申込者の年齢が７０歳未満。但し、親が亡くなった場合にその子供が返済を引き継ぐ「リレー返済」の場合を除く。

年間返済限度額は、年収400万円未満の人は年収の30％以下まで、年収400万円以上の人は35％以下まで。

適応金利

金融機関ごとに金利が異なり、融資実行時点の金利が適応される。

また、融資率が90％を超える場合や融資期間が21年以上にすると金利が高く設定される。　融資率＝融資額÷住宅建設費用

融資額

100万円以上8000万円以下で融資率が100％まで。増改築等のリフォーム費用は対象外となる。

財形住宅融資

財形貯蓄を1年以上積み立てている人に向けたローン。

融資条件

申込者の年齢が７０歳未満。財形貯蓄残高が50万以上。

適応金利

5年周期で見直す固定金利型。

融資額

財形貯蓄残高の10倍以内かつ最高4000万円まで。他の金融機関からの借換えとして融資を受けることはできない。

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