生命保険の保険料の決め方

保険料に関する原則

大数の法則

次にサイコロの目に何が出るかということはわかりませんが、数千回とサイコロを投げると“だいたいどの目も1/6くらい”だったり、“1の目がでやすい”といった傾向が見えてきます。このように少ないサンプルでは事象の傾向をとらえられなくても、たくさんのサンプルを集めることで一定の法則や確率が判明するという考え方です。

大数の法則

収支相等の原則

集めた保険料等の金額と支払った保険金や運営費が等しくするという考え方。実際は運営が破綻しないように多めに徴収するが、保険料の算出する際にこの等式を使用します。

収支相等の原則

 

保険料に関する要素(ファクター):予定基礎率

予定基礎率(保険料基礎率)には予定死亡率、予定利率、予定事業比率の3つがあります。この基礎率から後程述べる純保険料や付加保険料を算出します。

予定死亡率

将来の保険金支払いのために必要な保険料の計算に用いられる死亡率。

予定利率

保険会社が契約者から受け取る保険料を運用する際に、予め目標として設定する利率。

予定事業費率

保険会社が予め保険料の中に組み込んでいる、保険事業を運営する上で必要となる事業費の割合。

 

保険料の構成

保険料の構成には純保険料と付加保険料があり、純保険料の中には死亡保険料と生存保険料に分けられます。

保険料の構成

 

剰余金と配当金

死差益、利差益、費差益

死差益

予定死亡率よりも実際の死亡率が低かった時に生じる利益。

利差益

予定の運用収益よりも実際の運営収益が多くなった時に生じる利益。

費差益

予定の事業費よりも実際の事業費が少なかった時に生じる利益。

 

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